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戦国BASARA2の前田慶次受け語りログ。
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5月のスパコミで愚流里のちこさん宅で置かせていただいたペーパーを今更晒してみます(うっかりアップするの忘れていただけと言うね)

最近本当にもう改めてかなり次富が好きなんですがどうしたらいいですかこれ。
次富というか作が可愛すぎて仕方ないんですがどうしたらいいですかこれ。
あとやたらと保健が可愛くて仕方ないんですけどどうしたらいいでしょう。

保健愛・・・っ!!!

ただいま最愛の委員会が加薬と保健と級長となってます。節操なしだな自分。
誰か保健(ノンカプ)で話を作ってください。特に乱ちゃん大好きです!!!


うん、まあ、現実逃避はやめよう。


今からさくーっと仕事行ってきて来週の難波の原稿と本当にお待たせして申し訳ありません3年プチオンのお返事させていただきます!よし、宣言したもう嘘つきにならない!!!
仕事が忙しいなんて言い訳にならないからしない!!(言ってるじゃねえかよ)

あと来週の難波、うまくいったら藤数2本と46巻ネタバレっぽいタソガレ部下の愛され?本(どっちも文字本)頑張って持っていきます!
あと火薬と髪結いのストラップも頑張ってみる!


宣言だけならただだからなんぼでもしてみる!!(いっぺん死んでこいお前)



そんなわけで続きにスパコミで出した次富。
ちゅーしてますんでご注意。

「………二人とも、何やってんの?」



がらりと開けた障子の向こうで起こっている不思議な光景?に、三之助は思ったことをそのまま口に出してしまった。



いつもの如くいけどんな暴君のおかげで装束どころか髪も肌もボロボロで、解散の言葉で重い身体を引きずって廊下を歩いていると、何故か廊下の真ん中に滝夜叉丸が立っていて、何故かそのまま自室の部屋の前まで引きずられてきた(自分で帰れるのにと呟くと「お前の帰る場所は四年の長屋か」と意味不明なことを言われたが)
そして更に引きずられている間にぐだぐだといつものように話を聞かされ、身体どころか精神まで疲れきってこれは愛しの恋人で癒されないとな、と障子を開けたところで、



何故か左門と抱き合っている作兵衛がいた。



しかも何故かお互いちゅっちゅし合っていた。



「……なに」


やってんだ、ともう一度口に出そうとして、そこで左門が「あ」と声を上げた。
「おー、遅かったではないか!お帰り三之助ー」
「ん?」
続けて、左門のほっぺたにちゅうっとしていた作兵衛が今頃気付いたように「お」と声を上げる。
「お帰り。よく帰ってこれたな」
「……何だよそれ」
「もう少ししたら迎えに行こうかと思ってたからな。珍しいじゃねえか」
「何が」
「どうやって帰ってきたんだよ?」
言いながら、作兵衛の手は左門のほっぺたをむにむにと抓る。
それに「あーうー」と声を出しながらも、左門の顔はどこか嬉しそうで。
「誰かに連れてこられたか?」
「ああ、滝夜叉丸が」
そう言うと「あー、なるほど」と何故か納得されてしまった。
そこは納得するところか?と首を捻っていると、左門が「今度は私の番だぞ!」と左作兵衛のほっぺたに


ちゅうっと。


いやだからちょっと待て!


擽ったそうに身を引く作兵衛は確かに可愛い。可愛いが、しかし


何故そこで嬉しそうというか、何故そういうことに。


左門の「作兵衛はやっぱり美味しいな!」という言葉に、ついに脳内の中かがぶつりと切れた。
無言で二人の座っているところまで歩み寄り、片手で左門の頭を掴み、もう片方で作兵衛の胸元掴んで、勢いよく剥がした。
「うぉ!?」
けほり、と作兵衛の咽る声が聞こえはしたが、敢えて耳に入ってない振りをする。
「な、にすんだよこの馬鹿力!!」
「そうだぞ!というかこの楽しい状況は何だ!もっと高く持ち上げてくれ!」
三之助より低いせいか、掴んだまま自分と同じ高さまで持ち上げてしまいその状態を何故か楽しんでいる左門をストンと下に下ろす。
「何だ、もうお終いか?」
「いや、別に遊んでた訳じゃないし。って言うか、だから何やってんのってさっきから聞いてんのに」
いくら問うても無視され続けてきた言葉を、今度は作兵衛の顔を見ながら三度口にする。
「なにって」
「私と作兵衛でちゅーってしてたんだぞ!」
「それは見たら分かるって。そうじゃなくて、何でそんなことになってんのかってこと」
「あー、それは」
ぽり、と自分の頬を掻いて、言いにくそうに余所を向く作兵衛にイラっとしてしまう。
思わず作兵衛の胸元を掴む手に力を入れてしまい、作兵衛の顔が苦しさに歪んだ。
「ちょ、くるし、さんの・・・っ」


「作兵衛が私のほっぺたが美味しそうだと言ったんだ!」


「・・・・・・はあ?」


「ちょ、ばか、左門!」
左門の言葉に首を傾げると、作兵衛から制止の叫びが上がった。
「なに、どういうこ」
作兵衛に顔を向け言いかけた言葉が、詰まった。

慌てているせいか、頬を朱色に染めている作兵衛がいた。

しかも、焦っているせいか自分が押さえつけているせいかそれともそれは態とか?と言いたくなるような、上目遣いが其処に。
「ちが、そうじゃなくて!」
「私のほっぺたが饅頭みたいで美味しそうだってかぶりついたんだ」
「さもん!!!」
焦る作兵衛をじっと見詰めると、それに気付いてうっと言葉を詰まらせ、恥ずかしそうに顔を背けた。
「おいしそうって」
「・・・・・・お前待ってる間に風呂の用意してて、左門の髪の毛梳いてやってたんだよ。そしたら左門のほっぺたが、その、饅頭みたいに柔らかくって」
そこまで言い淀んで、ぎっとこちらを睨み付けてきた。
「しょうがねえだろ!!お前戻ってこねえし、ちょうど今日の委員会でしんべヱが実家から送ってきたとか饅頭持ってくるし!」
「だから私も仕返しに作兵衛のほっぺた食べてたんだ!」
食べてたのか、アレは。
先ほどの光景を思い出して三之助は首をひねった。
「あー・・・お腹減ってたんだ?」
「・・・っ悪いかよ!」
「や、別に悪いとは言ってないけど」
言って、にこりと微笑みかけると作兵衛がびくりと肩を竦ませるのが分かった。
「美味しかった?」
「・・・何が」
「左門のほっぺた」
「や、味なんかするわけないし。ただ感触がそれっぽいってだけで」
「ふぅん」
そう言って作兵衛を掴んでいた手を離し、身体ごと左門に向き直る。
「お、どうした?」という左門の頭を掴んで、左門の頬にちゅうっと口を付けた。
「っ!!!」
「おー、三之助もするのか!」
ついでにがじりと少しだけ噛み後を付けて、今度は作兵衛に向き直る。
何故か何やってんだよだとか馬鹿だとか喚いている頬に手を当て、そのまま顔を寄せた。
先ほどよりもびくりと肩を竦ませている、その鼻の頭に。
ちゅうっと口を付けて。
ついでに、唇で鼻先を啄み、嘗めとった。
「っ!!!!?」
勢いよく身体を離す作兵衛にニヤリと口の端を浮かせ、もう一度左門に向き直る。
「そういや左門も作兵衛も風呂まだなんだっけ?」
「ああ、三之助を待っていたからな!一緒に行こうと思ってたんだ!」
「悪いな。じゃあ俺用意してくから、先行っててもらえね?」
「いいけど、三之助一人で風呂まで行けるのか?」
「だからどういう意味だよそれ。あー、でも、作兵衛」
名前を呼び振り返ると、分かりやすいほどに作兵衛の身体がずざっと音を立てて後ろに引いた。
「俺の手ぬぐい何処だっけ?」
「へ?あ、あー・・・ちょっと待て。っつーか、何でお前らの洗濯物まで俺に管理させてんだよ」
言いながら立ち上がり、押し入れの中をごそごそと漁る。
その間に左門に耳打ちをすると、左門は「分かった」と頷いて、自分の着替えに手を掛けた。
「お、あった。これだろ、三のすー・・・」
目的の物を手にして振り向いて、そのまま手にしていた物をぱさりと落としてしまった。
いつの間にか、後ろに回っていた三之助に身体ごと抱き込まれた。
「ちょ、三之助!」
「なに?」
「なにじゃねえだろ!!左門が・・・って、あれ、左門は?」
「先に風呂に行かせた」
「馬鹿お前!!あいつが一人で辿り着けるわけないだろ!!」
慌てる作兵衛の腰を引いて、後ろから耳元に息を吹きかけると作兵衛の口から可愛らしい悲鳴が上がる。
「てめえ!!」
「大丈夫だって。さっき向こうで藤内と数馬の声が聞こえたから、二人が連れて行ってくれるよ」
「・・・・・・確信犯かよ・・・」
「まあね。それより」
抱きしめた腕に体重を掛け、座るように促すと今度は真正面から作兵衛の顔を覗き込む。
「な、何だよ」
「何で左門と口吸いしてたの?」
「口は吸ってねえよ!」
「あ、そうなんだ?」
「お前なあ!!!だから、腹減ったって言っただろ!」
「本当にそれだけ?」
「他に何があるってんだよ!」
「や、俺にヤキモチ妬かせようとしてんのかと思って」
言った途端、作兵衛の頬がかあっと赤く染まった。
「あ、図星?」
「ちげえよ!!!んなはずあるか!!」
「何だ残念。でもさ、作兵衛は妬いてくれたんだろ?」
「なに、が」
微かにおびえを見せるその顔に近付き、耳元に口を寄せると、そこで呟きを口にする。

「さっき、俺が左門のほっぺたに吸い付いたとき」

びくりと体を竦ませ、一度三之助を睨み付けるとむすっとした表情で視線を外す。
肯定ではない、しかし否定でもないその態度に三之助は思わず噴きだしてしまった。
それに更にぷくりと頬を膨らませ、三之助の頬を力一杯引っ張る。
「いひゃいってさくへえ!」
「五月蠅い!黙れ馬鹿!」
ごめんと何度も謝る顔に免じて手を離すと、今度は反対に両の手で頬を挟まれ、そのまま上を向かされた。
何だよ、と言葉を出そうとして、その唇を、掴む指の腹で撫でられて。
ぞくり、と背中に電撃が走った。
「な・・・っ!」
「ここには、左門は触ってないんだよな?」
「・・・ったりまえだろ。こんなところに触れてくるのなんて、お前の他に」
言いかけた言葉を、唇ごと奪われてしまって。
気が付けばすぐ目の前で嬉しそうな、三之助の視線とぶつかって。
不意打ちだ、と言おうと開いた口に、するりと三之助の舌が忍び込んできた。
「ふ・・・ぁっ!」
歯列をなぞられ、更に奥へとそれは進入してくる。
その先に待ちかまえる舌を探り当てると、深く深く絡め取る。
「ん・・・ん、んっ!」
お互いの唾液が混じり合い、耐えきれず作兵衛の腰がかくりと落ちるのを見計らって、三之助は唇を離し腰を支えた。
「・・・・・・お、まえ、不意打ち・・・っ!」
肩で息をしながら文句を言う唇はてろてろと光っていて、思わずもう一度と顔を寄せるが、その顔面を思いっきり押し退けられてしまった。
「何だよ、作兵衛だって気持ちよさそうに」
「してねえ!!!っつーかいきなりなんなんだよ本当にお前は!!!」
吼えると、その肩をぐいっと押さえ付けられ、気が付いたらいつの間にか、作兵衛は三之助を見上げる形になってしまっていた。
「何って、決まってるじゃん」
「何が、だよ!」
「疲れて帰ってきてこれでやっと(主に作兵衛で)癒されるって思って障子開けたらその癒しが左門といちゃこらしてて、しかも理由が腹減ったとかって。俺だって腹減ってるってーの。今すぐに食べたいの我慢してたのに、あんな表情見せられて」
そこまで言われて、作兵衛の背筋に汗が流れ落ちる。
本当にちょっと待て。何を言ってるんだこいつは。
「おい、腹減ったって」
「武士はくわねど高楊枝って言うけど、俺は武士じゃないし。むしろ腹が減っては戦は出来ぬって言葉の方が好きだなー」
「だから何言って!」
「うん、いただきます?」
にこりと綺麗に微笑みかけられ、作兵衛は全身の毛が逆立った。
やばい、と身の危険を感じたときは既に遅く。
「ちょっと待てって!!!!風呂!!!」
「の前に、腹ごしらえ」
「意味わかんねえ!!!!ちょ、どこ触って・・・やめぇ・・・っ!!!」







その後、何故か全身を手拭いで隠した作兵衛と、顔中をぼこぼこに腫らした三之助が風呂場に現れたのは、藤内と数馬と左門がほこほこに茹で上がり、仲良く風呂場の扉を開けたのと、同時だったという。



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